こんにちは。展示会ウオッチャーの酒井です。
Diversified Communications は GES と提携し、新しいサステナブルなカーペットを使用
との興味深い記事がありましたのでご紹介します。
ダイバーシファイド・コミュニケーションズは、GESとパートナーシップを結び、2023年後半の展示会で、持続可能な方法で生産された新しいカーペットブランド「Rewind」を使用することに合意しました。
ダイバーシファイド・コミュニケーションズは、今月開催されるAccountex、SITS、DCW、GEOでRewindのカーペットを使用する予定です。また、年明けには、Accountex Summit Manchester、Lunch、Commercial Kitchen、Casual Dining、London Design Fair、Coach & Busでも本製品を展開する予定です。
リワインド・カーペットシリーズは、廃棄物ゼロの代替品で、製造にかかる二酸化炭素排出量を55%削減し、完全にラテックスフリーで製造されています。また、ラテックスフリーで製造されており、製造工程で水を使用しないため、従来のイベント用カーペットに比べて製造に必要なエネルギーを85%削減することができます。
また、Rewindは高級なモノリサイクルに再生されるため、リサイクルが容易で、製品に第二の人生を与えることができます。また、従来のコードカーペットに比べて軽量であるため、配送能力が向上し、輸送時の排出量も削減されます。
GESのセントラル・プランニングの責任者であるニッキー・モリスは、「これは業界にとって必要不可欠なイノベーションです。会場の床からカーペットを取り除くことは、イベントにとって長期的な解決策とはなりえませんでした。私たちは、Diversified Communications社が私たちと提携して、より持続可能なこのソリューションをリードしてくれることを嬉しく思っています」。
Diversified CommunicationsのグループオペレーションディレクターであるHelen Miltonは次のように述べています: 「私たちは、素晴らしい体験を提供することと、より持続可能なイベント会社でありたいという願いとの間の妥協点を強く意識しています。」
「私たちにとって、会場のカーペットのような重要なものを、英国の会場での体験から取り去ることは、選択肢ではありません。GESがRewindを導入してくれたことで、イベントの演出に妥協することなく、将来的にイベントをより持続可能なものにするという我々のコミットメントをサポートする代替案を得ることができたのです。」
はじめ、カーペットを洗って使うのかと思いましたが、環境負荷の少ない方法で製造されたカーペットを、リサイクルも行いながら利用する、ということのようですね。
一時期、カーペットが展示会の廃棄物の代表として上げられていました。欧米は展示会がカーペットなしになるのかと思いましたが、これがその解なのですね。
コスト的にどうなるのか興味がありますが、日本でも同じような動きになると良いですね。展示会の持続可能性の視点において、カーペットは話題にもなっていませんので。