ワールドカップドイツ大会(タンデムの大賀氏による寄稿)

ワールドカップ2006ドイツ大会に於いて、その大会前後現場が重なり、色々と体験する機会を得ました。

ドイツ人にとってサッカーは人生の全てと考える人達も多く、彼らのワールドカップに対する思いも一入。

現場は工作機械の展示会で得意と一緒に会場のあるデュッセルドルフ入り。かなり大きな展示会でご出展者もかなり費用を掛け施工されるブースが多い展示会でした。当時、マルチ画面が流行り9面マルチ、16面マルチを使ったディスプレイがオンパレード。
開催初日、試合がある時間帯は撮影に多額の費用を費やした製品の説明映像はストップ。会場、殆ど全てのご出展者ブースのマルチ画面は試合の実況。サッカー、ファースト。

日本食レストランに行くと日本戦観戦チケットが€3.000で売り出されていて絶句。ドイツ戦のあった試合の夜、街に繰り出すと人出は少なく、デュッセルドルフで普段予約なしでは待たねば入ることができないことも多い人気のドイツレストラン、シューマッハでは人が数人しかおらず絶句。皆、家庭、スポーツバー、何か所かに設置されているパブリックビューイング等で試合を満喫しているのでした。

当時私の長女は中学生、長男が小学生高学年。長女は宮本選手の大ファン、長男は川口選手の大ファン。ふたりからそれぞれ、色紙にサインをもらって来てくれとの要望があり、大変なことに。努力だけはしようと帰国日がわかったので帰国予定時間の三時間位前にフランクフルト空港へ。出発ロビーに行くとJALのカウンターの表示板に “選手団ご一行”の文字。千歳一隅のチャンスということで待つこと一時間余り。選手一行がやって来ました。当時サッカーにあまり興味がなかった私は誰が宮本選手で誰が川口選手かわからない始末。そこで恥を忍びながら“宮本選手、川口選手はいらっしゃいますか”と聞いたところ、ふたりは振り向いて話しかけてくれました。非常にいい方達で、“色紙に何を書きましょうか”と聞いて下さり本当に感謝感謝。奇跡的に任務遂行できました。懐かしい思い出です。

いよいよワールドカップカタール大会開催、日本頑張れ!

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