来場者へ声をかけるベストのタイミングとは?/展示会ブースアドバイザー&集客MC 岩下氏

こんにちは!展示会ブースアドバイザー&集客MCの岩下利朗です。


展示会現場では、ブースのスタッフが
「いらっしゃいませ!」
「どうぞご覧ください!」
「〇〇ご紹介してます!」
と元気に声をかけながらチラシを配っています。

しかし、来場者は逃げるように離れていくシーンを良く見かけます。
結果、スタッフは疲弊し…
3日目になると、もう気力は無いが、気合でなんとかする…
そんな状況になる企業も多いのではないでしょうか?

どうすれば、来場者を上手くブースへ誘導できるのか?
スタッフが精神的に疲れない呼び込み、声掛けの方法はないのだろうか?

今回は上記のお悩みについて、お答えしていきます


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今回お話する内容はこちらです
・来場者へ声をかけるベストタイミングは?
・逆に声をかけないほうが良いタイミングは?
・ブースを見ても興味を示さない場合はどうする?
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今回の記事を読んで頂くことで、
・来場者が逃げずに、ブースに入ってくる
につながっていきます!
実は、頑張って声をかけ続けなくても、ラクに対応できる方法があるんです!

2022年3月に集客をお手伝いさせて頂いたMINO株式会社さん。
スタッフの方の動きが素晴らしかったです。
ラクにブースへ来場者を誘導する方法を、MINOさんのスタッフの動きを参考に動画で解説しています。
出展時のヒントになれば幸いです!

【来場者に声をかけるタイミングはいつ?】
それは、
来場者がブースを見た時に、歩くスピードが落ちた瞬間
です。
では、なぜこのタイミングなのでしょうか?

来場者の歩くスピードが落ちる…
ということは、
ブースの「何か」(キャッチコピーや商材など)に気づいて、興味を持った証拠です。

その時に
「何かお探しですか?」
「〇〇に興味はありますか?」
など声をかければ、
ある程度、商材に関するお話が出来る可能性は、グッと高くなります。

【声をかけないほうが良いタイミングもある?】
一方で、来場者に声をかけない方が良いタイミングもあります。
それは、来場者がまだ自社のブースを見ていない時です。

展示会でよく見かけるのは、
とにかく誰かが歩いていたら、声をかけてブースに呼び込む姿です。

歩いている来場者は、
「このブースは自分に必要か、不要か」を無意識に自分で判断しています。
ということは、ブースを見ていない段階では、まだこの判断が出来ていない状況になります。

そこで声をかけてしまうと、来場者の心と身体は離れてしまうのです。
なぜなら来場者は、
「ブースの要不要は自分で判断したい!」
と、無意識に考えているからです。
その前に声をかけてしまうと、自分のペースを乱され、
「ゆっくり見られないから、もういいや~」
と離れていきます。
もちろん、お話が上手でブースへ誘導する方もいらっしゃいます。
その方は、是非その強みをそのままに続けてください!

ただ、声をかけることが苦手な方は、たくさんいらっしゃいますよね。
そんな方は、
・来場者がブースを見る
・歩くスピードが落ちる
この瞬間を見逃さないようにいたしましょう!

【ブースを見ても歩くスピードが落ちない場合は?】
そうは言っても
「うちの場合、ブースを見ても全然歩くスピードが落ちないんですけど!」
という方もいらっしゃるでしょう。
この場合、集客できない要因は他にあります。

それは、
ブースの訴求内容が、来場者へ伝わっていない可能性がある
ということです。
上記の場合は、ブースのキャッチコピー、商材の配置、導線、デザイン等、
全てを見直す必要があると思います。
企画段階から、何がお客様に響くのか?
を見直して行きましょう。

見直し方については、また別の機会に、お話をしていきたいと思います。
是非、出展時のヒントになさってください!

参考動画