展示会後のサンキューメールは、単なる「感謝の言葉」を送るためのものにとどまらず、休眠リードを掘り起こす強力なツールとして活用できます。
休眠リードとは、以前興味を示したものの、その後アクションがなくなった潜在的な顧客のことです。
このようなリードを再びアクティブにするためには、サンキューメールのトーンやメッセージを少し工夫するだけで、再び関心を引き起こすことが可能です。
「感謝のトーン」から「成功の報告」に変更する
多くの企業がサンキューメールで「ご来場ありがとうございました」と感謝の気持ちを伝えますが、このトーンを少し変えるだけで、休眠リードに与える印象が大きく変わります。
以下のように、感謝の言葉に加えて展示会の成功を報告する形式にすることで、企業の活発な活動を感じさせ、休眠リードにも再関心を引き起こすことができます。
例えば、こんな一言をメールの冒頭に加えるだけで効果があります。
「大盛況の中、無事開催することができました。」
この一文は、単に「ご来場ありがとうございました」と伝えるだけでなく、展示会が活発に行われていたことを強調し、会社が活気に満ちているという印象を与えることができます。
休眠リードは、企業が「今、動いている」と感じることで、再度興味を持ってもらえる可能性が高まります。
休眠リードを再アクティブ化するためのメッセージ例
以下のようなサンキューメールの内容にすることで、休眠リードに対しても効果的にアプローチできます。
件名: 〇〇展示会への出展が成功裏に終了しました!
本文:
〇〇様
〇〇株式会社は、〇〇展示会の〇〇コーナーへの出展を行い、おかげさまで大盛況の中、無事展示会を終えることができました。
展示会でご紹介した製品○○は、特に多くの方々にご関心をお寄せいただきました。
[展示会の製品紹介を1分の動画で紹介]
弊社の製品がどのようにお客様の課題解決に貢献できるかについて、さらに詳しい情報をご案内できる機会をいただければ幸いです。
また、製品に関するご質問や資料請求、デモのご希望がございましたら、お気軽にご連絡ください。
【デモ申込はこちら】
【資料ダウンロードはこちら】
引き続き、よろしくお願いいたします。
〇〇株式会社
営業担当:△△
電話番号:000-0000-0000
メール:△△
休眠リードに与える影響
・企業の活発さをアピール
休眠リードは、企業の活動が低迷していると感じると、再度関心を持ちにくくなります。
ですが、「展示会が大盛況で無事終了」といった成功の報告を受けると、企業が積極的に動いていることが伝わり、興味を持ちやすくなります。
・情報提供の再開
展示会をきっかけに、改めて製品やサービスに関する情報を提供することができるため、再度リードを引き寄せるチャンスです。
特に、展示会で展示した製品に関連する詳細な情報や、デモ、ウェビナーの案内を送ることで、関心を再燃させることができます。
・次のアクションに誘導
「資料請求」や「デモ申し込み」など、次のステップに誘導することが非常に重要です。
休眠リードには、さらに深い関心を持ってもらうためのきっかけを提供し、再度商談へつなげる道を開きます。
まとめ
展示会後のサンキューメールは、単に感謝の意を伝えるだけではなく、休眠リードを再アクティブ化するための大きなチャンスです。
「大盛況の中、無事開催できました」というトーンに変えることで、企業の活発さをアピールし、休眠リードに再度関心を引き起こすことが可能になります。
展示会で集めたリードの中で、しばらく反応がなかったリードも、このようなメールをきっかけに再度アクションを起こしてくれる可能性があります。ぜひ実施しましょう。
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