展示会でお酒を振る舞うことにはいくつかの利点と注意点があります。
状況に応じて適切に利用すれば、来場者の関心を引きつけたり、ネットワーキングを促進したりするのに役立つこともありますが、慎重に考慮すべき点もあります。
なお、展示会主催者がお酒の提供を禁じている展示会もありますので、まずは出展者マニュアルに記載されたルールを精読して下さい。
お酒を振る舞う利点
・リラックスした雰囲気を作る
お酒を振る舞うことで、来場者がリラックスしやすく、より自然な会話が生まれやすくなります。特に、営業担当者が来場者と親密に話をするのが難しい場合、少しのお酒がその障壁を取り除いてくれることがあります。
・ネットワーキングを促進
展示会は多くの業界関係者が集まる場所でもあるため、ビジネスの交流の場としても有効です。お酒を交えた会話は、ネットワーキングを促進し、新たなビジネスチャンスを生み出すきっかけになることもあります。
・来場者の関心を引きやすい
他のブースと差別化を図るために、お酒を振る舞うことが来場者の関心を引く手段となる場合もあります。特に、大きな展示会では目を引くような工夫が重要です。
お酒を振る舞う際の注意点
・ターゲットと合わない場合がある
すべての来場者がアルコールを好むわけではありません。例えば、業界によってはお酒を控えている場合もありますし、車を運転して帰る必要がある来場者には不適切です。ノンアルコールの選択肢を提供するなど、配慮が必要です。
・過剰摂取のリスク
飲み過ぎが原因で会話が弾まない、もしくはトラブルになる可能性もあります。過度なアルコール提供は、ブースの印象を悪くする恐れがありますので、提供量やタイミングに注意が必要です。
・ブランドイメージへの影響
展示会でのお酒の提供はブランドイメージに影響を与える場合もあります。特に、企業や業界の文化によっては、カジュアルな飲み物の提供が不適切と見なされることがあります。慎重に判断してください。
実施のポイント
・適切な量とタイミング
お酒の提供は、展示会の終了時間に近づく前に少しずつ提供する、または指定された時間帯に限るなどの配慮が必要です。
・ノンアルコールのオプション
アルコールを提供する場合、ノンアルコールのドリンクも一緒に提供することで、幅広い来場者に対応できます。
・担当者の管理
アルコールを提供する際は、展示会スタッフが適切に管理できる体制を整え、過剰な摂取や不適切な行動を防ぐための注意を払いましょう。
まとめ
展示会でのお酒の提供は、上手に取り入れることで、より魅力的なブースを作り出し、ビジネスに繋がる可能性もあります。
ただし、参加者の多様なニーズを考慮したうえで慎重に行うことが重要です。
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