展示会での成功を左右する要素の一つが、ブースへの集客力です。
しかし、多くの出展者が陥りがちな失敗の一つに「出展物を通路から遠くに置く」というレイアウトの問題があります。
通路から視認しにくく、立ち寄りにくいブースは、せっかくの魅力的な製品やサービスを来場者に届けるチャンスを逃してしまいます。
1. 通路に対しての配置が重要
展示会では、多くの来場者が目的なく会場を歩き回ります。そのため、ブースに興味を持ってもらう第一歩は「視認性」を高めることです。
通路から見えにくい位置に主要な展示物を置くと、どれほど優れた製品でも視界に入らず、通り過ぎられてしまいます。
特に、展示会の大きな会場では、来場者が一つのブースにかける時間はわずか数秒。
通路沿いに展示物を配置し、目を引くデザインやキャッチコピーを活用することで、足を止めてもらう確率を高められます。
2. 立ち寄りやすさを意識する
ブース内に入りにくいレイアウトは、来場者に心理的なバリアを生じさせます。
たとえば、入口が狭かったり、奥まった場所に出展物があると、興味があっても躊躇してしまうことがあります。
また、スタッフの立ち位置も重要です。
入口を塞ぐように立つのではなく、通路に向かってオープンな姿勢を取ることで、自然に足を踏み入れやすい環境を作ることができます。
3. 成功するブース設計のポイント
– 通路に向けたディスプレイ:最も注目してほしい製品やサービスは、通路に面した位置に配置しましょう。特に目線の高さに合わせたディスプレイが効果的です。
– 動線をシンプルに:来場者が自然にブースに入り、回遊しやすい導線設計を意識しましょう。複雑な構造や一方通行のレイアウトは避けるべきです。
– 目を引くビジュアルとキャッチコピー:一目で何を提供しているのかがわかるデザインにし、強いメッセージを伝えるキャッチコピーを掲示しましょう。
– デモや体験を前面に:実際に製品を体験できるスペースは、通路から見える場所に配置し、興味を引く仕掛けを用意しましょう。
まとめ
展示会での成功は、細部へのこだわりから生まれます。
特に、ブースのレイアウトは来場者の行動に直接影響を与えるため、通路からの視認性と立ち寄りやすさを徹底的に考慮しましょう。
見せたいものを奥に隠すのではなく、積極的に通路側へ配置し、興味を引く環境を作ることで、集客効果を高められます。
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