展示会は、オンラインで集めたリードの「ステージ(段階)」を上げる絶好の機会です。
オンラインのメルマガ登録や資料請求では、リードの背景や検討状況を深く把握することが難しいため、展示会での対面のやり取りを通じて、その情報を得ることが非常に有効です。
1. リードのステージアップの重要性
展示会での対面での交流は、リードを次のステージへ進めるための重要なステップです。オンラインで獲得したリードは、多くがまだ「情報収集段階」にありますが、展示会を通じてその情報をさらに深掘りし、商談に結びつけることができます。
2 リードの段階を設計する
展示会での対話を通じてリードを「ステージアップ」させるためには、以下のように段階を設けてアプローチするのが効果的です。
第一段階(基本情報):
オンラインで獲得したリードでは、メールアドレスや企業名、業界などの基本的な情報しか分かりません。展示会でリードと対話をすることで、リードの役職や担当業務、担当の問題意識を把握することができます。これにより、リードのニーズをより具体的に理解できるようになります。
第二段階(ニーズの把握):
展示会でリードと深く対話をすることによって、そのリードの検討状況を知ることができます。「今、何に困っているのか?」「どのような解決策を探しているのか?」など、リードが抱えている課題や必要としているソリューションが明確になります。この段階で得た情報は、具体的な提案に役立ちます。
第三段階(詳細な検討状況):
展示会でさらに深い話をすることにより、リードの検討状況や決定のタイムスケジュールも把握できます。リードが「いつまでに決定したい」「予算はどれくらいか」といった具体的な購入の意向や期限を知ることで、営業活動をタイムリーに行うことができます。
3. 展示会でリードのステージを上げる方法
展示会でリードのステージを上げるためには、次のようなアクションが有効です:
質問を通じて深掘り:
展示会で来場者に質問をし、その回答を基に次のステップに進んでもらえるように促します。例えば、現在の検討状況やどのような課題を抱えているかを聞き、さらに自社製品でどう解決できるかを示します。
双方向のコミュニケーションを促進:
一方的に説明するのではなく、来場者の反応を見ながら、リードのニーズに合わせた会話を展開することが重要です。これにより、リードのステージアップを促進できます。
デモやプレゼンテーション:
展示会では製品やサービスを実際にデモンストレーションすることが効果的です。これにより、リードが実際に製品やサービスを体験し、より具体的な検討を始めやすくなります。
4. 展示会後のフォローアップ
展示会で得たリードの情報を基に、次のフォローアップを行います。展示会で得た詳細な情報(検討状況、課題、タイムライン)を活用し、リードに適切なタイミングで営業活動を行いましょう。
セグメント化してアプローチ:
展示会後、リードをセグメント化し、リードの段階に合わせてアプローチ方法を変えます。例えば、検討状況が進んでいるリードには早急に商談を進めるための情報提供を行い、情報収集段階のリードにはフォローアップのメールや資料を送ることで、関心を引き続き維持します。
タイムラインに合わせたアクション:
展示会後にリードが商談に進む可能性が高い場合、そのタイムラインに合わせてスピーディに営業を行いましょう。リードの購入意欲が高まっているタイミングを逃さず、積極的にアプローチします。
まとめ
展示会は、オンラインで得た「浅いリード」を深く掘り下げ、ステージを上げる絶好の機会です。
リードの段階を意識して、展示会で得た情報を元にリードのニーズをしっかりと把握し、商談に結びつけるための具体的なアクションを起こすことが重要です。
展示会を通じて、リードの「深さ」を増し、最終的には高い成約率を実現することができます。
展示会の出展は、会場だけで終わらせてはいけません。なぜなら、見込み客は会場の中だけに居るわけではないからです。展示会を動画化しオンラインで活用する「展示会動画マーケティング」はこちらのページへどうぞ。