展示物を揃えました。ブースでのスタッフも揃えました。新規顧客リードを獲得する計画を作りました。しかし、その顧客とのつながりを維持し、継続的なビジネスパートナーとなる戦略はありますか?
顧客満足度に対する戦略を持つことは、展示会のマーケティング戦略を成功させるために不可欠な事です。
では、展示会のアプローチと、顧客満足度アップの取り組みを、効果的な戦略として統合するためのチェックポイントを紹介しましょう。
来場者を知っていますか?
展示会に参加する場合、ターゲットとなる来場者が誰であるかを把握している必要があります。
現場では、あなたの仮説と一致していますか?
今まで出展してきた過去の展示会の名刺リストを見てみましょう。リストに載っている人の特徴は、ターゲット来場者の特徴と一致していますか?現在の現場の来場者、バイヤーのペルソナに欠けている共通点はありますか?
深く掘り下げて詳細をよく分析し、適切な聴衆に話しかけているかどうか、きちんと確認してください。
展示会の前に、顧客に意識させていますか
現在のビジネスパートナー・既存顧客はあなたが誰であるかをすでに知っています。しかし、展示会前後のマーケティング キャンペーンには、既存顧客を含めてください。
ターゲットとなる顧客の連絡先に、次の展示会への参加を伝える販促メールや、その他のマーケティング資料を送信する必要がありますが、ターゲットを絞った広告キャンペーンであっても、既存のクライアントを含めるかどうか躊躇してはいけません。
トップ・オブ・マインド(第一想起。ブランドとして一番に思い出してもらうこと)を維持することは、クライアントが立ち寄ろうと思う可能性があることを意味し、ビジネスパートナーシップを強化する貴重な機会となります。
次の展示会の準備をするとき、現在の顧客を考慮していますか
現在のクライアントの 1 人がたまたま立ち寄ったとします。既存の顧客に関連する販促資料はありますか?ブースのスタッフは、現在のパートナーが言う可能性のある、一般的な質問に答えるように準備していますか?あなたのクライアントは、その存在を認められ、最新のビジネス状況について話したい・聴きたいと期待して来ていますか?
ブース スタッフをトレーニング、適切な資料を揃え、さらにはプレミアムなプレゼントも用意しましょう。既存の顧客とより緊密な関係を築くチャンスです。準備しましょう。
相談できる展示会を使っていますか
展示会で得たリードを、常連客に変える道筋が曖昧な場合があります。経験豊富で熟練した展示会主催者や展示会支援会社は、見込み客を顧客・ビジネスパートナーに変えるための、役立つリソース・情報源になる可能性があります.
一流の展示会ならば、適切な質問をし、リードや顧客を育成する機会を逃していないかを診断してくれるでしょう。その展示会で売れたか、売れなかったか、という目先のことに囚われてはいけません。
フィードバックを求めていますか
現在のクライアントにとって価値のある展示会体験となったかどうかは、どうすればわかりますか?
そう、聞きなさい、そうすれば受け取れるでしょう。メールでフィードバックを求めたり、ソーシャル メディアのアンケートを作成したり、電話で話したりできます。
ほとんどの企業はちゃんと対応してくれます。この分析結果は、次回の展示会を計画する際の素晴らしい情報源となります。
紹介の価値を知っていますか
展示会戦略のフォーカスを既存のクライアントに向けると、新規のクライアントへの接点が失われるのでは、と心配ですか?
大丈夫です。現在の顧客は、リードジェネレーターとしても機能します。
ビジネスパートナーシップを効果的に育成できた場合、紹介ビジネスの安定した流れが、あなたの前に広がっていることに気付くでしょう。
紹介はとても大きな力となります。
ビジネスパートナーシップを構築してビジネスを成長させる戦略がありますか
トランザクション型、一度限りの利用の一方的なビジネス関係は過去のものです。成功する企業は、相互に有益なパートナーシップが、関係者全員の成長のベースであることを知っています。
展示会会場の内外で、現在の顧客と少し時間を持つようにしましょう。予めスケジュールします。結果は報われることをお約束します。
出展して単に売れたかどうかだけではないことがおわかりいただけたと思います。優れた展示会戦略を持つことで、ビジネスの全体像にどのような影響が出るかをぜひ理解して頂ければと思います。