展示会業界の国際M&Aが進行中

こんにちは。展示会ウオッチャーの酒井です。
GLイベント:中国の新しい業種
との興味深い記事がありましたのでご紹介します。


GLイベンツは、中国でのリーチを拡大しています。同社は、中国を代表する種子および栽培および播種装置の展示会であるHarbin Seed Expoの主催者の65%の株式を取得しました。GLイベンツが述べているように、歴史的な株主は株式資本の35%を保持し、将来の事業計画をサポートします。

「中国では、グループ向けの新しい垂直サービスを開発しています。」

GLイベンツの会長兼最高経営責任者であるオリビエ・ギノンは、次のようにコメントしています。「持続可能で品質ベースのモデルに移行します。それに応じて、私たちのチームはこのセクターの統合と継続的な開発に焦点を当てます。」

買収した同社は現在、3つの展示会を運営しています。メインイベントはハルビン(中国北部の人口1,000万人以上)で、毎年1,000を超える出展者(総床面積50,000平方メートル)があり、成都(中国北部の都市)でスピンオフ展示会があります。四川省)と南京(江蘇省の首都)と他の地域の計画。同社は23人の従業員を擁し、年間収益は約300万ユーロ、営業利益は40%です。

買収先は大型の展示会ではない、地方の中型の展示会のように思えます。年間収益3億円と営業利益40%という数字は興味深い数字です。

今後、このような国際的な展示会のM&Aが増えてくると見ています。国際ブランドでの統合化された展示会、という扱いですね。また、品質ベースのモデルへの移行、ともあります。これは単に来場者数を追った従来の指標ではないモデルにしたいということと思われます。こちらも興味深い動きです。

日本でもその影響が見えてきますでしょうか。