集めたデータを無駄にしない!アンケート結果をマーケティングに活かす方法

展示会では来場者からアンケートを通じて貴重なデータを収集できます。
このデータをそのまま分析結果として社内で共有するだけで終わらせるのはもったいない話です。
アンケート結果を効果的に整理し、コンテンツとして活用することで、展示会後もリード育成や情報発信に役立つ素材として再利用できます。

例えば、「担当者のお悩み事と解決策」「業種別お悩みランキング」といったテーマでコンテンツ化することで、見込み客の関心を引きつける情報として活用できます。この記事では、その具体的な方法を解説します。


アンケートのコンテンツ化のメリット

・ターゲットの共感を得やすい
実際のアンケート結果をもとに作成したコンテンツは、読者が「自分ごと」として受け取りやすく、信頼感を生みます。

・データに基づく説得力
定量的・定性的データを組み込むことで、内容に説得力を持たせ、信頼性の高い情報として発信できます。

・ブランドの専門性をアピール
業界の課題やトレンドを深掘りする形でコンテンツ化することで、自社の専門知識やリーダーシップを印象付けられます。


具体的なコンテンツ化のアイデア

・担当者の悩みと解決策をまとめる
アンケートで収集した「困りごと」や「解決を求める課題」を整理し、以下のような形式でコンテンツを作成します:

(1)ホワイトペーパー
「〇〇業界の担当者が抱える5つの課題とその解決策」

(2)ブログ記事
「展示会で分かった!顧客が今本当に求めているソリューション」

(3)動画
営業担当や技術者が解決策を語る形式の短い動画をSNSやYouTubeで公開。

・業種別ランキングで興味を引く
業種や役職ごとに分類した悩みランキングを作成。これを以下のように活用します:

(1)インフォグラフィック:「展示会アンケートから見えた業種別お悩みトップ3」

(2)メールマガジン:「あなたの業界でも同じ?〇〇業界の課題ランキングと解決ヒント」

(3)SNS投稿:グラフィックを使った短い投稿で関心を集める。

・課題解決ケーススタディを作成
アンケートで得た悩みに対する自社のソリューションを具体的な事例として紹介します。

(1)eBook:「〇〇業界での成功事例:展示会で集めた課題をこう解決しました」

(2)ウェビナー:「業界ごとの課題解決法を徹底解説!」

・トレンドレポートを作成
アンケート結果をもとに、業界全体のトレンドを分析・報告。

(1)特設サイト:「2024年の業界トレンド予測:展示会アンケートから見えた課題と期待」

(2)プレスリリース:アンケート結果を元にしたリサーチとして、メディア向けに公開。


アンケート設計のポイント

・具体的で収集価値のある質問を設定

「現在直面している最大の課題は何ですか?」

「求めているソリューションの条件は何ですか?」

「1年後に達成したい目標は何ですか?」

・業種や役職別にセグメント化
回答者の業種や役職を記録することで、分析やコンテンツ化の際に細分化しやすくなります。

・次のアクションに繋げる設計
アンケート回答者に、関連するホワイトペーパーやイベント案内を自動で提供する仕組みを設ける。


コンテンツ化のプロセス

・データの整理と分析
展示会終了後、アンケート結果を迅速に集計し、主要なテーマやトレンドを特定します。

・目的別にフォーマットを選択
短期的にはSNSやブログ記事で速報的な内容を発信。
中長期的にはホワイトペーパーや特設サイトで詳細を展開。

・デザインとコピーライティング
データを視覚的に伝えるために、インフォグラフィックやチャートをデザインします。また、タイトルや見出しは、読者の興味を引くものを選定。

・発信とフォローアップ
公開したコンテンツを活用し、メールマガジンやSNSで情報を拡散。また、アンケート回答者に「こんな形で結果を活用しました」とフィードバックを送ると、さらなる信頼が得られます。


まとめ

展示会で収集したアンケートは、リードの理解を深めるだけでなく、価値あるマーケティングコンテンツとしても活用可能です。
「担当者のお悩み事と解決策」「業種別お悩みランキング」など、ターゲットの関心を引く形式で情報を発信することで、自社の専門性をアピールしつつ、新たなビジネスチャンスを生むことができます。

次回の展示会では、アンケート収集とその後の活用計画をセットで設計し、マーケティング効果を最大化にチャレンジしてみましょう!


インターネット展示会TVでは、展示会動画の活用をおすすめしています

展示会の出展は、会場だけで終わらせてはいけません。なぜなら、見込み客は会場の中だけに居るわけではないからです。展示会を動画化しオンラインで活用する「展示会動画マーケティング」はこちらのページへどうぞ。