オンライン展示会の世界基準、CES2021に見る未来
こんにちは。展示会ウオッチャーの酒井です。
アメリカで開かれているオンライン展示会、CESに関するいろいろなメディアの記事から展示会視点の意見をご紹介します。
CESはテクノロジー系の世界を代表する展示会で、通常はアメリカのラスベガスで開かれていました。今回は早々にオンライン展示へのシフトを表明、じっくり準備を行ってきました。システムの開発にはマイクロソフトが行っており、オンライン展示会の未来が構築されています。
“イベントは永遠にバーチャル化か”
一方、オンライン型イベントでは旅費や滞在費が浮くことが認識され、より多くの参加者がバーチャル形式を選ぶようになることも予想される。イベントがリアルオンリーから、恒久的にハイブリッド型へと移行するわけだ。それは、主催者にとっても参加者の数を増やし、収益を伸ばす機会となるため、ハイブリッド型イベントが「新常態」となり得る。
これない人を無視しない、デジタルツインに向かうわけですね。今までの展示会はこれない人は無視でした。それは「来場者数」という、展示会の成績に関与しないからです。
これからは、「あの展示会に出たら、リアルからもオンラインからもお客さんが来たよ」となる展示会が評価されていくことになるでしょう。
”CES、主戦場は「場外」 ソニーなど自前サイト誘導”
裏を返すとCESが果たす機能は各社のサイトやイベントの入り口にとどまっているともいえる。オンライン展示会の効果を最大化するために何が必要なのか。今後は主催団体や企業の知恵が一段と求められる。
オンライン展示会は、新規のお客の膨大なリスト取得が主なタスクになっていく。そこからナーチャリングして信用を築き、お客さん側で需要が発生したときにジャストインタイムで提案できるようにしていくのがメインシナリオになっていくだろう。
“ソニー、1月11~14日までオンラインで開催される「CES 2021」に出展”
ソニーが新たに開設したオンラインプラットフォーム「Sony Square(ソニースクエア)」において、ソニーが追求するリアリティ(Reality)、リアルタイム(Real-time)、リモート(Remote)の「3Rテクノロジー」を活用した製品やサービス、コンテンツ、テクノロジーを、12本の映像を通じて紹介する。
展示会からの誘導ランディングページはこうなっていくわけですね。
動画がコマ落ちしてきちんと再生されないんだけど・・自前じゃなくてyoutubeでいいよ・・
“初のオンライン開催のCES、自動車出展減での主役は”
要素技術はこれまでに披露されたものであり、既存の家電分野で驚きを提供するハードルは年々高くなっている。
驚く技術が無いよ~・・と。
“消える「本来のCESの雰囲気」”
今年は風変わりな製品や目新しい製品、展示のサイズやスケール感、コンセプトカーの流線型といった、本来のCESの雰囲気を感じることはできない。
こちらも、「CES的なもの」が無いよ~・・と。
“CES 2021 Panasonic in Tokyo開催”
パナソニック株式会社(以下、パナソニック)は、2021年1月11日から14日(米国東海岸時間)まで、オンラインで開催される世界最大のテクノロジーショー「CES International 2021」に出展します。 また、世界から最新技術や商品が集まるCESの開催期間に連動して、パナソニックが国内で取り組む新規事業を紹介する独自のオンラインイベント「CES 2021 Panasonic in Tokyo」を開催します。
こちらも、ランディングページ。SONY的な特別化はせず、会社色を残したページ構成。
”CES 2021レポート”
CES 2021のレポートをお届けします
製品が沢山紹介。目玉製品にフォーカスですね。便利~!!記者さんは行かずに情報取れるので楽になったのでしょうね。こういう2次情報の広がりが今後さらに重要になっていく。
”オンライン展示の試金石になるか”
企業が自分たちのメッセージを自分の言葉で伝えているかを見極めたい。例えば、モデルやアナウンサーを雇って商品説明をしているケースもあるが、企業で一番大事なビジョンを外注しているともいえる。オンラインではその部分がカムフラージュされるが、うまく目利きをしたい
面と向かって語りかける大事さ。製品そのものだけではなく、信用をはかる側面もある。オンラインで化粧された動画ではそれができないのが問題ですね。