こんにちは。展示会ウオッチャーの酒井です。
デジタル展示会では自社製品PRに入念な海外メディア対策を(米国)
との興味深い記事がありましたのでご紹介します。
世界最大規模のテクノロジー見本市CES 2021(2021年1月11~14日)へ出展支援したジェトロのまとめレポートです。デジタル形式の展示会出展における課題と対応策を紹介しています。
現物にさわれない限界
”出展企業数、参加者数ともに例年よりも大幅に少なかった主な要因は、実際に展示製品を見て触れることができないというデジタル環境の性質にあると考えられる。今回参加を断念した企業・個人の多くは、デジタル形式での展示会では製品の魅力を参加者に伝えきれない、または、製品の良さが分かりづらいと判断したとみられる。”
コミュニケーションが難しい
“”・時差対応に加え、ジェスチャーやその場の空気を読んで対応することができない。言葉だけのコミュニケーションは難しかった”
・当社の製品は量産前のプロトタイプ段階で在庫数が少ない。実際の展示会であれば、在庫数が少なくても、その場でメディアを含む多くの人に製品を実際に見せ触れてもらうことができるが、デジタル展示会ではそれができない”
わかりにくい
”「自社のデジタルブース訪問までの導線が分かりづらかった」
「主催者が用意したシステムを使いこなすことができなかった」”
事前準備が超重要
”完全デジタルという状況下では、情報が埋もれてしまいやすい。そのため、事前準備として、自社製品の強み、社会に与える価値やインパクトなどの情報を分かりやすく整理しておくことが重要”
と指摘している。「オンライン展示会任せ」「載せればいいんでしょ」的な行動ではNGです。