Z世代がイベントを変革する

こんにちは。展示会ウオッチャーの酒井です。
Z世代がイベントを変革する
との興味深い記事がありましたのでご紹介します。
https://meetings.skift.com/2024/10/08/gen-z-isnt-going-to-your-events-its-time-to-focus-on-why/



フリーマンの最新のイベント主催者トレンドレポートでは、「イノベーター」を、Z世代の参加者にアプローチし、彼らを対象としてデザインする必要性を認識している新しいイベントプランナーのグループとして特定しています。

報告書によると、イノベーターは不参加層に焦点を当てています。彼らのニーズに注目しています。この聴衆を知ることで、彼らが来場しない理由をより徹底的に解決することができます。彼らは不参加層を未開拓の市場と見なしています。


「イベントに参加した人にイベントについて話すという、一種のエコーチェンバー状態です。なぜ人々はイベントに来なかったのか、誰が来なかったのか、という話は聞きません。これは難しいし、異なる視点ですが、分析することは重要です。」

ターゲットとする大きなグループは、Z世代です。

こうした新しい聴衆と関わるには、新しいアプローチが必要です。たとえば、主催者の 65% は従来の教室形式に固執していますが、参加者の 56% は、より協力的な体験を求めて、インタラクティブで実践的な学習を好みます。

「世代交代の兆しがはっきりと見えているにもかかわらず、主催者の大半はイベントをまだ変えていない」とホルシンガー氏は言う。「イベントプログラムの3分の2は停滞している。変化がないのだ」

なぜでしょうか? イベント主催者は、そうする権限があると感じていません。データによると、多くのイベント主催者は、参加者と出展者の不一致だけでなく、リーダーシップとの不一致に直面しており、それがイベントの発展を制限したり妨げていることがわかります。

展示会の運用方法を、新しい世代に合わせた形にデザインしなければなりません。

展示会も、若い方の参加数が減ってきているように思われます。まあ、来場者登録の際のチェックボックス:「購入決定者」でもなければ、登録のときの受付が違う「VIP」でも無いですし、冷遇されているからかもしれませんが。

冗談はさておき、「情報の取り方」が根本的に違うからなのではないかと思います。展示会が大きな情報取得の柱だった時代は過ぎ、手元で何でも取得できる時代に育った(展示会が行われない期間もありましたし)世代としては、その位置づけが違いますよね。

この問題、先送りすればするほど問題が大きくなると思われます。対策が急務です。