AIが変えるイベント運営とリード取得 —— gther が示した最新ソリューションとは?

ロンドンで行われた Event Tech Live では、イベント向けAIプラットフォーム gther の最新機能デモが披露されました。このデモセッションでは、リード取得、データ分析、来場者体験のすべてを革新する AI ツールが紹介され、イベントテクノロジーの未来を感じさせる内容となりました。

以下では、デモで紹介された主要ポイントをまとめてお伝えします。

■ 1. AIリードキャプチャ:撮るだけで人物データを自動生成

gther が注目を集めた理由のひとつは、名刺やバッジ、さらには会場内の看板までも撮影するだけで、AI が瞬時に情報を抽出し、さらにオンライン情報から人物プロフィールを生成してくれる点です。

● このツールでできること

名刺・バッジなどをスマホで撮るだけでデータ化
氏名・社名・役職などを自動入力
LinkedIn やSNS等の数千のデータソースをAIが走査し、人物プロファイルを生成
Salesforce / HubSpot / Slack に自動連携可能
GDPR対応(同意取得フロー内蔵)


営業担当がその場で相手の背景情報をつかみ、より深い商談にすぐ入れるため、展示会リードの質と効率が大幅に改善します。

■ 2. MCP統合:自然言語で「聞くだけ」リアルタイム分析

もうひとつの大きな進化が、AIとデータベースをつなぐ MCP(Multi-AI Control Point)インテグレーション。

● MCPでできること

データベースに対して自然言語で質問できる
即時に正確な数値・分析結果を返してくれる


主催者向け例:

「今年の全クライアント数は?」
「最も稼働率の高いリソースは?」
「コンバージョン率は?」

手動でダッシュボードを作る必要がなくなる
HubSpotなど、外部DBとも連携可能


イベントマネージャーが知りたい情報をその場で聞き出せるため、意思決定スピードが圧倒的に向上します。

■ 3. AIコンシェルジュ:来場者体験(UX)を変える音声アシスタント

gther が提供する AIコンシェルジュ は、イベントアプリ内で機能する音声アシスタント。

● 主な機能

会場案内・スケジュール・セッション情報に即答
必要な情報を“探さずに”得られる
登録やアクションの誘導が可能(コンバージョン向上)
大規模イベントでも迷わせないナビゲーション


来場者のUX改善に直結し、イベント主催者・出展者双方にメリットをもたらします。

■ 総括:AIがイベントの「めんどう」を消し、価値を最大化する

今回の gther デモで共通していたメッセージは、
「AIで時間を節約し、イベントの成果を最大化する」 ということ。

リード取得の精度・スピード向上
データ分析を自動化し、意思決定を迅速化
来場者が迷わない、ストレスのない体験
全体的に、イベントのDXを一気に推し進めるソリューション群


展示会の高度化が進む今、gther の技術は “次世代イベントテック” の代表例といえるでしょう。

公開されているセミナーサマリーはこちら:https://voxo-events.s3.eu-west-1.amazonaws.com/ETL_2025/ETL_2025%20-%20ET-101%20-%20Tech%20Demo%3A%20gther.pdf

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