IT系の展示会出展で重要なこと:オンラインで障壁となる「試してみるの壁」を超えさせること。

IT系展示会での出展で特に重要な点は、オンラインで多くの潜在的な顧客が直面する「試してみるの壁」を、展示会では簡単に越えられるという点を活かすことです。

オンラインでは、ユーザーが何かを試すためには、登録やダウンロードなどの手間がかかることが多いですが、展示会では来場者が実際にブースに足を運んでいるため、すぐに「試してみる」ことができるのです。


1. 即時体験の提供

展示会では、来場者が簡単に製品やサービスを体験できるような仕組みを提供しましょう。例えば、製品やサービスがインストールされているデモ端末を準備し、すぐに使える状態にしておくことで、来場者はその場で操作感や機能を確認できます。


2. ハードルを下げるインターフェース

展示会での体験を簡単で直感的にすることが重要です。たとえば、複雑な設定が必要な製品やサービスであっても、展示会では事前に簡単なセットアップを行っておき、来場者が手を動かすだけで製品を試せる状態にしておきます。また、タッチスクリーンやシンプルなインターフェースを使うことで、操作が容易にし、来場者が気軽に製品を使えるようにします。


3. インタラクティブデモの実施

製品やサービスを実際に使ってもらうだけではなく、その使い方や具体的な利点を、インタラクティブなデモで伝えることがポイントです。来場者に「どのように役立つのか?」をその場で体験し、感じてもらうことで、理解を深めてもらい、興味を引きつけることができます。例えば、製品の機能を来場者の業務に合わせたシナリオでデモし、実際に役立つ部分を体験してもらうことで、顧客の購買意欲を刺激します。


4. 参加の簡単さ

オンラインで「試す」のには多くのステップが必要ですが、展示会ではその参加をスムーズにします。来場者が製品やサービスを試すために手続きや申込みが必要ないようにし、来場者がすぐに製品に触れることができるようにします。例えば、事前に登録しなくてもその場で体験できる形を整えることで、ハードルを下げ、より多くの来場者に実際の製品を体験してもらえます。


5. デジタルとリアルの橋渡し

展示会の現場で体験を提供した後、オンラインに誘導する仕掛けを作ることも重要です。展示会後に再度試せるよう、簡単な登録でデジタル上でさらに製品を体験できるような仕組みを用意します。例えば、展示会場で得た体験を自宅でも続けられるよう、特別なURLやQRコードを提供し、オンラインでも製品を試せる状態にしておくことが効果的です。


6. 試すことのメリットを明確化

来場者に「試してみる価値」があると感じてもらうために、そのメリットを明確に伝えることが必要です。試すことでどのような具体的な利点があるのか、試すことが来場者にどんな成果をもたらすのかをしっかりと説明し、その価値を伝えることで、来場者は「試してみる」意欲が湧きます。


7. 即時フィードバックの提供

来場者が製品を試した後、その場でフィードバックを提供し、製品の強みや可能性を伝えることが効果的です。例えば、簡単なアンケート形式で感想を聞き、試した製品の利点や機能をその場で伝えることで、来場者の関心を深め、製品に対する理解を高めます。


まとめ

展示会では「試してみるの壁」を超えて、来場者が自分の手で製品やサービスを体験できることが大きなポイントです。
オンラインで直面する「登録」や「ダウンロード」といった手間を省き、簡単に試せる設計にすることで、来場者のエンゲージメントを高めることができます。
また、その場で得た体験が今後の購買意欲に結びつくように、リアルな価値を伝え、次のステップへとつなげていく仕組みを作りましょう。


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