IT系の展示会来場者向け攻略法:「うまいあしらい」を武器にダンジョンを進もう!

IT系の展示会に行くと、出展者が熱心に自社の製品やサービスをアピールしてきます。これは当然のことですが、来場者としては、自分にとって不要なサービスを断り続けるのが意外とストレスになることもあります。
その結果、俯いて歩いたり、完全に無視して通り過ぎたりと、防御姿勢に入ってしまう人も多いのではないでしょうか?

しかし、それでは展示会の醍醐味を十分に楽しめません。
せっかくの機会ですから、効率的に情報を収集しつつ、楽しくコミュニケーションする方法を身につけましょう。
そこで役立つのが「うまいあしらい」です。
展示会を「情報が隠されたダンジョン」に見立て、無駄な戦いを避けながら、必要なアイテム(情報)を手に入れる攻略法をご紹介します。


1. 「断る」のではなく「上手に受け流す」

展示会では、出展者が積極的に声をかけてきます。完全に無視するのは気まずいし、全ての説明を聞いていては時間が足りません。そんな時は、次のようなフレーズを使いましょう。

「おもしろそうですね。ただ、今すぐの導入予定はないので、資料だけいただけますか?」

「そんなサービスあるんですね!そのあたり私は全く関わっていないんですけど、後でサイトを拝見します。」

「すごい機能ですね!でもいまのところ大丈夫です~。頑張ってください。」

このように、相手の話を一度受け止めつつ、やんわりと離脱することで、気まずさなく次のブースに進むことができます。


2. 「情報収集の目的」を明確にする

展示会は、ただ歩き回るだけでは得られる情報が断片的になりがちです。事前に「何を知りたいのか?」を決めておくと、効率的に情報収集ができます。

例えば、

新しい技術のトレンドを知りたい → セミナーやデモを中心にチェック

特定の課題を解決するツールを探したい → 目的に合う製品をリストアップし、ピンポイントでブースを訪問

競合の動向を知りたい → 競合企業のブースを回りつつ、どのようなアプローチをしているか分析

このように目的を持って動くと、ムダな会話を減らし、本当に必要な情報だけを効率的に集められます。


3. 「会話を楽しむ」姿勢を持つ

IT系の展示会は、堅苦しいビジネスの場というよりも、技術好き同士が交流する場でもあります。展示員もIT技術に詳しい人が多く、話してみると意外と面白い情報が得られることも。
軽く雑談を交えながら、「どんな業界に導入されていますか?」などと関連する質問をすると、新しい視点が得られるかもしれません。

また、興味のあるブースでは、実際にデモを試してみるのもおすすめです。
ITサービスは「試してみる壁」があるものが多いですが、展示会ではその場で触れることができる絶好の機会です。


4. 展示会特有の「アゲアゲな雰囲気」を楽しもう

展示会では、派手なプレゼンや実演販売、ノベルティ配布など、会場全体が賑やかな雰囲気に包まれています。
最初は戸惑うかもしれませんが、これも展示会ならではの面白さの一つ。
少し肩の力を抜いて、雰囲気に乗ってみると、展示会特有のコミュニケーションが楽しくなってきます。

また、興味のある製品があれば、積極的に質問を投げかけるのも一つの手。
展示会では、普段メールや電話では話せないような開発者やマーケティング担当者と直接話せるチャンスがあるため、思いがけない情報を得られることもあります。


まとめ

IT系の展示会は、一見すると営業トークの嵐に思えるかもしれませんが、実は「情報収集」と「人との交流」を楽しむ場でもあります。
「うまいあしらい」を駆使しつつ、効率的に情報を集め、必要なリードとつながることが重要です。
そして、時には展示会ならではのアゲアゲな雰囲気を楽しむことで、新たな発見や意外なチャンスに巡り合えるかもしれません。

展示会という「ダンジョン」を攻略し、有益な情報を持ち帰りましょう!


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