【コロナ時代の展示会/対談】WEBに使える展示会の知見 パート4

展示会業界にコロナ感染症の大きな影響が出始めた4月28日、展示会営業®コンサルタントの清永(きよなが)健一氏と、日本唯一の展示会集客MC&アドバイザーの岩下利朗氏が特別対談。展示会が開かれない現状に対するこれからの取組みと、展示会の現場で積み重ねた知恵をWEBにどう展開していくべきかについて、展示会業界を本気で変えようとする二人が語った。(聞き手は長谷山晴彦)

御社はお客さんにとって不要不急なの?

清永:僕の師匠で「営業ムダとり」コンサルタントの世古誠さんのブログ(https://mudatori.top/chiebukuro/)では、外出自粛要請が始まり、人との接触を8割減らすということについて考察されています。

これは、営業マン側の立場で考えてみると、コロナが終わったら、この接触したい2割に入っていないといけないということですよね。

この大変な中でも、接触したい2割にエントリーされるためにどうするか、は今考えなければならないことです。

単に商材持ってきたとか、安くした、などですとダメです。どの業界も今はamazonのようになってきていますから。意味がない。

そうではなくて、例えば「君が来るといろんな発想が聞けるし、新たな目標を目指そうという気持ちについなるから、来てもいいよ。」とか、「えっ、来れないの?来れるとき連絡して」という風に言われるようになりたいですね。

それを展示会でもWebも実現していくことが大事ですね

岩下:清永さんはまさに営業マンの目線ですね。

清永:そうですね、ずっとお願い営業をしていましたからね、ケーブルテレビの営業マン時代。

岩下:よくおっしゃってますよね。

清永:でも誤解がないようにお伝えすると、今までの営業方法をしていたことは悪いことではないと思います。

今まではそれで良かったし、合理的だったと思います。

でもコロナによってすっかり変わってしまいます。

以前まではIAやIoTや働き方改革など、徐々に変化していましたが、今回のコロナで一気に変わると思います。

だからこそ価値を伝えるという、営業や経営に代わるべきだと思っていて、今まさにこの時期に、その準備ができるかどうかこそが、アフターコロナで勝てるかどうかなんだと思います。

皆さんには歩みを止めて欲しくないですし、私にできる要素をお伝えしたいなと思っています。

岩下

同感ですね。

 パート5へ続く