バーチャルイベントの成果

こんにちは。展示会ウオッチャーの酒井です。
バーチャルイベントの成果の出し方
との興味深い記事がありましたのでご紹介します。



オールインワンのバーチャル&ハイブリッドイベントプラットフォームのスワップカードが、2020年のデータを分析してバーチャルイベントの成功する方法を伝えています。

この分析は、2020年にSwapcardプラットフォームで発生した、2020年4月から12月の461の仮想イベントで、合計51,843の出展者と1,608,060の参加者がありました。
アクティブな参加者は、平均39.55%。バーチャルイベントで生成されたリードは合計5,480,786件、バーチャル会議で生成されたリードは合計825,361件とのことです。

リードをいつ生成するか?
参加者が登録を行うのは、いつが最適なのでしょうか。会期前?会期が始まってからすぐ?会期中ずっと?
データとしては、プレイベントがリードを生成するのに最適な時期であったということでした。バーチャル展示会に至るまでの数日間、プラットフォームでの人々の時間の36%は、出展者や製品の閲覧に費やされていました。全体的なリードのなんと95%は、イベント前の期間に生成されました。期間が長くなるとその数値は徐々に下がり、2日間のショーでは80%、3日間のショーでは60%がイベント前に生成されたそうです。

つまり、主催者は、事前に登録させておくことが最も大事なわけですね。

来場者はどういう行動をとるか?
来場者は何を目的に来場し、来場したあと、どのような行動を取るのでしょうか?
これまたなんと、ヴァーチャル展示会での人々の時間の80%はセミナーセッションの視聴に費やされ、ネットワーキングに専念したのはわずか5%。これは、イベント前のリード生成が重要であることをさらに証明しています。

来場者から出展者へメッセージを送るのはどういうタイミング?
参加者から出展者へのメッセージとリクエストは、ライブセミナーの後に頻度が上昇しました。これは、釣りで言うと、餌を垂らしておいて、浮きがぴょこぴょこなったら対応する、というやり方ではだめだということですね。生きの良い魚のように見せかけた、ルアーフィッシングのように、ライブ感溢れたデモンストレーションを行わないといけません。

無視・遅れた反応
メッセージが無いから諦めたのか、別な仕事をしながらの対応なので対応できなかったのか・・・メッセージを応答しない例がかなりあるようです。
プラットフォーム上のメッセージに応答しない出展者が、インバウンドビジネスチャンスの41.8%をふいにしていたとのこと。
プラットフォームの使い方に慣れていないという可能性もありますね。
重要なことは、主催者は、プラットフォーマーや、出展者に任せっきりにしないこと。プラットフォームに参加し、注意を払う必要があることを、出展者に明確に伝える責任があります。また、プラットフォームの使用に関するトレーニングセッションなど、出展者に価値を提供するためのリソースを割く必要があります。

スケジュールせよ
イベントスケジュールをきちんと立てた場合、出展者に最も多くのリードが提供されたことがわかりました。スケジュールは、バーチャルトレードショーの参加者の52%、バーチャル会議の59%が行ったようです。また、イベント期間中は、来場者は定期的に訪問するようです。

バーチャル展示会の開催期間はどのくらいが適当?
バーチャルイベントの最適な長さとして2日が提案されていました。データによると、イベントの初日に最も多くのリードが生成され、その後は毎日大幅に減少しました。イベントが長ければ長いほど、2日目以降のメッセージングは少なくなるとレポートは述べています。