展示会スタッフの立ち位置と接客方法 3つのポイント/展示会ブースアドバイザー&集客MC 岩下氏

こんにちは!展示会ブースアドバイザー&集客MCの岩下利朗です。

展示会が開場してから、
御社のブースで対応するスタッフは、どのような動きをしていますか?
また、担当者はスタッフへどのような指示を出していますか?

声掛け、呼び込み、チラシやノベルティーを渡す、
などを実施していると思いますが、
それがきっかけで、ブースに入ってくる来場者はどれくらいいますか?

おそらく来場者は、苦笑いしながらチラシを受け取ってくれる、
しかし…ブースには入ってくれない…
声をかければかけるほど逃げている!
もう声掛けばかりで疲れた~!
こんな状態をずっと繰り返していないでしょうか?

今回は上記のお悩みにお答えしていきます。

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今回お話する内容はこちらです。
1.チラシ配りやノベルティー配布は集客効果があるのか?
2.スタッフの立ち位置はどこが良いのか?

今回の記事を読んで頂くことで、
・来場者に逃げられなくなる
・スタッフの無駄な労力を削減できる
につながっていきます!

【来場者が求めていない情報を提供していないか?】
声掛けする、チラシを渡す、ノベルティーを渡す、
これらを実践しても来場者はブースに入ってくれません。
それはなぜでしょうか?
第一に、
「来場者が求めていることを提供していない」があります。

例えば御社のスタッフが
「いらっしゃいませ!」「株ABCです!」
「お名刺1枚と交換でノベルティー差し上げますよ~」
と声掛けをしたとしましょう。

逆にあなたが来場者の立場だったら、
その情報に興味を示すでしょうか?
「いらっしゃいませ」という言葉に興味はないですよね?
また、会社名に興味はありますか?(大企業は別ですが…)
そして、ノベルティー目当てで来場していますか?
おそらく、すべて求めていない情報ではないでしょうか?
来場者も同じです。

このように展示会では、
「来場者が求めていない情報を提供しているシーン」がとても多いんです。
これだと集客につながりにくいのです。

【多くのブースが同じ対応をしている】
第二に、
「他のブースも同じことをやっているため、来場者は「もういいよ」と疲れている」
があります。

あなたがもし来場者として、展示会場を歩いている時に
「ウチのブース見ていってください」
「ウチの商材いいですよ」
「とりあえずチラシ見てください!」
と延々と言われたらどうでしょうか?

「うるさいな~。もういいよ!」
となりませんか?
来場者はブースを見て歩く中で、何度もその言葉を投げかけられています。
ゆえに、御社の声かけや呼び込みは、飽きられてしまっています。
結果的に、その言葉に惹かれることはなく、集客につながりにくいのです。

【ブースを隠している原因…実はスタッフ?】
第三の理由に、
「スタッフが壁になっているため来場者はブースを見ない」
があります。

ブースの前に何人か整列して、チラシを渡す…
展示会でよく見かける光景ですね。
しかし、これだと来場者の目線はチラシに行ってしまいます。
結果的に、その後方に位置するブースを見なくなります。

また、あなたがブースの前に立っていると、
「無駄な営業をかけられたくない来場者」は、
あなたとブースから目をそらしてしまい、ブースを見なくなるんです。

御社としては、
✓ブースに入って頂きたい
✓商材を見てもらいたい
✓商談をしたい
を望んでいますよね?

しかしながら、実はこのように、ブースや商材を見せる前に、
「自ら来場者を離脱させてしまっているブース」
がとても多いんです。

【スタッフは何をすれば良いのか?】
以上、上記3つの原因があるために、
✓集客につながらない
✓名刺が獲得出来ない
という結果になってしまうのです。

ではどうしたら良いのでしょうか?

思いきって、チラシ配り、一度止めてみてください!
ブースの前にど~んと、何人も整列するスタイルも止めてみてください
ブースの前は広く空けて、来場者にブースをしっかり見せることを意識しましょう

じゃあスタッフは何もすることがなくなるのでは?
何もしなくて良いのか?
と思われるかもしれません。

スタッフの対応については、写真のMINOさんのように、
対面しない位置に立って、興味を持った来場者に声をかけるようにしてみましょう!

そうすれば、
・無駄な声掛け、チラシ配りの労力は減ります
そして、
・興味がある顧客と商談できる可能性
が上がっていきます。
ぜひお試しください!

参考動画