10年で何が変わるか~英展示会業界編

こんにちは。展示会ウオッチャーの酒井です。
ENに10年で何が変わるか
との興味深い記事がありましたのでご紹介します。



記事の題名はWhat a difference a decade makes、ダイナ・ワシントンのWhat a Difference a Day Makesのもじりですね。

激変の展示会業界、未来はどっちだと右往左往している状況ですが、過去も10年単位で見ると相当変わっていたのですね。

過去10年間で、驚くべき量の変化がありました。2010年頃にあった最大の英国のショーのほぼ半分(表の黄色のショー)はもう存在しません。


2010年にトップ30に入った企業のうち、2022年にきちんと展示会を実行すると仮定すると、15社だけがまだその地位を維持していると推定します。これは、スローサイクル産業と見なされている展示会業界の驚くべき変化です。

私にとって最も興味深い効果は、所有権の劇的な変化です。2010年は、EMAP、リード、クラリオン、UBMがそれぞれ上位30のイベントのうち4つを持っていたため、しばらくの間、パワーバランスは均衡していました。

しかし、2021年までに、英国の3大プレーヤーのうち2つがランキングから完全に脱落し、Informa / UBMは主要イベント5つからゼロに減少します(正確には、まだ英国ポートフォリオを売却中)。EMAPはもはやプレーヤーではありません。彼らのイベントは消えたか、ITE / Hyveに行きました。2010年にランキングに含まれなくなった他の2つの大きなプレーヤーは、DMGTとHaymarketです。

会場に関しては、2030年には利用可能なスペースが少なくなり、ビッグ3のスペースの割合が高くなると推定しています。