MWC Barcelona 2022では、ロシアの企業の出展を禁止に

こんにちは。展示会ウオッチャーの酒井です。
MWC Barcelona 2022では、ロシアの企業の出展を禁止に
との興味深い発表がありましたのでご紹介します。



2月28日から開幕するモバイル技術の見本市「MWC Barcelona 2022」(Mobile World Congress)を主催するGSMA(GSM Association)は、一部のロシア企業の出展を禁止することを発表しました。
ロシアのウクライナ侵攻に関するGSMAの立場
GSMAはロシアのウクライナ侵攻を強く非難します。状況は急速に変化しており、さまざまな政府がロシアに対するより広範な制裁を検討していることを理解しています。この新たな状況に照らして、そして悲劇的な人命の損失を考慮すると、MWCはその状況下では重要ではないように思われます。MWCは、モバイルエコシステムを招集して進歩を遂げるというビジョンを持った統一イベントであり、接続性によって人々、業界、社会が確実に繁栄できることを意味します。

GSMAは、この状況から生じるすべての政府の制裁および方針に従います。MWC22にはロシアパビリオンはありません。イベントのセキュリティは、情報が明らかになるたびに常に見直され、調整されます。

展示会自体が政治的な動きをすることに驚きました。声明の最後にセキュリティに付いて触れられていますが、このあたりも難しくなりそうです。
日本のロシア大使館前も警察車両が多数集結し警備が厳重となり、対デモ隊との騒然とした雰囲気となっていますので、バルセロナの会場警備会社さんも気苦労が絶えないと思います。

このMobile World Congress、2020年2月の時には全面的に中止。

2021年は、春から夏に延期されましたが、コロナ禍の影響で対面イベントの参加者は2019年と比較して激減。

2022年は、ハイブリッドショーで、183カ国から1800以上の出展企業と参加者を見込んでいるとのことです。